IK-2 寛文瑞宝文
江戸は寛文期、簡潔で洗練された衣裳の構図が生まれました。その元号から寛文文様と呼ばれる構図の取り方ですが、現代でもその柄行は愛され様々にアレンジされて使用されています。今回、IKKOさんのコレクションに連なる寛文文様は、牡丹を配した洗練された構図に宝尽くしの文様で賑わいをふんだんに盛り込んだ、華やかな満点のの一着に仕上げました。手描きの友禅の明るい色彩と調和する、注目すべきはその地色。深く渋い紫と鮮やかな紫の濃淡を用いて、疋田の柄の奥に立体感を表現し花嫁姿の存在感をいっそう強める工夫が隠されています。見とれるほどの色彩美に小粋な技。IKKOさんの進化から、まだまだ目が離せません。
¥275,000 (税込)